若戸大橋(福岡県)
洞海湾を跨ぎ北九州市の若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋。1962年の竣工当時、東洋一の吊橋と称されましたが、54年の歳月を経た今もなおその威容を放っています。また、1990年には鋼床版に置き換えられ4車線化されるなど、時代とともに変化を遂げています。
ところで、この橋の架かる若松港は筑豊の炭坑地帯を背後に、かつては日本一の石炭積出港として我が国の近代化を支えた港町でした。そのため、明治末期から大正時代にかけて多くの鉱業や海運業者がこの若松に進出し、事務所の軒を連ねました。海岸通り沿いには今も往時を偲ばせる建築物が残っておりノスタルジックな世界に誘い込まれます。
写真のレトロな建物は、1919年に建てられた「旧古河鉱業若松ビル」で、現在は観光施設として利用されており国の有形文化財にも指定されています。赤レンガ造の建物にリベット造の真紅の吊橋がよく似合います。
発注者 | 日本道路公団 |
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形式 | 吊橋 |
完成年 | 1962年 |
グループ会社 | 株式会社横河ブリッジ |