グループが携わった橋梁・建築物

横河ブリッジホールディングスグループは「社会公共への奉仕と健全経営」の理念のもと、
インフラ整備や技術革新を通じ、社会の課題解決に貢献します。

干支大橋(宮崎県)

干支大橋

 宮崎県の高千穂町から北方町に至る地域は阿蘇山の溶岩が堆積した台地であり、五ヶ瀬川はそれらを削り取るように深い渓谷を成しています。干支大橋は、国道218号の日之影バイパスがこの五ヶ瀬川を跨ぐ箇所に架けられた橋長385mの長大アーチ橋です。

 この橋が完成するまで、国道は曲がりくねった五ヶ瀬川の谷底を走り、手前に見えるポニーワーレントラスの早日渡(はやひと)橋を渡っていましたが、幅員が狭く土砂災害等で度々通行止めになるため問題となっていました。そこで、バイパスは溶岩台地上をショートカットするように大きく線形改良され、新橋は谷底から100m近い天空を跨ぐことになりました。

 支間275mはブレースドリブ固定アーチとしては、空港大橋(広島県、アーチ支間380m)に次いで国内二番目の規模です。ちなみに、北方町は地区名に亥、丑、寅、酉など干支表記が使われた全国でも珍しい町であり、それにちなんで干支大橋と命名されました。

発注者 宮崎県
形式 アーチ橋
完成年 1994年
備考 平成7年度田中賞受賞
グループ会社 株式会社横河ブリッジ