銚子大橋(千葉県)
千葉県最東端の犬吠埼は、離島を除くと日本で一番早く初日の出を見ることができるスポットです。本州より東側の北海道の方が早いと思われがちですが、冬の太陽は東南東から昇るため、北海道より南東方向に突き出た犬吠埼の方が早く初日の出を迎えます。そして、犬吠埼のすぐ脇では、日本最大の流域面積を誇る利根川が太平洋に滔々と流れ込んでおり、その最下流に架かっているのが銚子大橋です。
初代の銚子大橋は、5径間カンチレバートラスと連続合成鈑桁8連の計27スパンからなる橋長1,203mの長大橋で、1962年の竣工当時、河川に架かる橋としては国内最長でした。しかし、厳しい腐食環境のため、わずか50年足らずで架け替えを余儀なくされました。
2013年に完成した二代目は、RCタワーを有する4径間連続複合斜張橋と6径間連続鋼床版箱桁となり、斜張橋部は、耐風安定性を確保するため道路幅員の外側に細幅箱桁を配置したエッジガーダータイプで、床版にはパワースラブが採用されています。旧橋の色を受け継いだ赤い桁が、朝陽によく映えます。
発注者 | 千葉県 |
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形式 | 斜張橋 |
完成年 | 2013年 |
グループ会社 | 株式会社横河ブリッジ 株式会社横河NSエンジニアリング |